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花鳥獣風月(スイス生活)

スイスの野鳥、動物、花や景色、イベントなど  (Blog内の画像や文の無断使用禁止 引用、まとめサイトでの使用も禁止)
 

さようならユキヒョウのDshamilja(動画付)

Posted by 蛟(みずち) on   0 

2019年2月4日(月) 雪、曇り、一時晴れ 1~-5℃ 6521歩

Zoo Zürich(チューリッヒ動物園)から本日オフィシャルで発表がありましたがユキヒョウのメス Dshamilja(ジャミィリィア)が
本日、安楽死で亡くなりました。もうすぐ19歳でした。
Dshamiljaは欧州の動物園にいる348匹のユキヒョウの中で4頭の最高齢のユキヒョウの中の1頭でした。

オフィシャルの記事↓(独語)
DER ANFÄNGLICH STEINIGE LEBENSWEG VON DSHAMILJA GING NUN ZU ENDE


Schneeleoparden-Dame Dshamilja ist tot ネット新聞(独語)

こちらの動物園では移動や死亡は発表しないことが多いので即日に発表は異例とも思えることです。
Dshamiljaはファンも多かったし、ドイツの野生動物の保護団体のNabuが最初に保護した野生のユキヒョウで
政治的にも色んな国の協力を得て保護して連れてきた個体なので、すぐにメディア発表したのだと思います。
他にもいくつかのネットニュースに載っていましたが内容も画像もチューリッヒ動物園からの発表を元にした記事なので
ほぼ一緒でした。

Dshamiljaは2000年に生後約5ヶ月の頃、キルギスで密猟者の罠にかかり怪我をしていたのを救われた個体で
右足に怪我をおっていたので野生では生きていけないということで動物園で飼われることになった子です。
ドイツを経て2001年にチューリッヒ動物園に来ました。
2004年に最初の子供を産んで以来2年毎に6回出産し最後の出産だった2014年に産んだ子が唯一の双子で
生涯で7匹(オス3,メス4)の子を立派に育てDshamiljaの子どもたちはアメリカやヨーロッパの動物園に移動になり
25匹の孫、35匹のひ孫がいます。
貴重な野生の血統を残してくれました。

2012年7月12日撮影 2012年4月28日生まれのMohan(生後2ヶ月半)とDshamilja ↓



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Dshamiljaが最後に産んだ双子の姉妹 OkaraとOrya(2014年5月3日産まれ) 2014年8月6日撮影 
Dshamiljaは良いお母さんで高い岩の上で子供が寝ているときに端にいると落ちると困るので
咥えて奥に運んでいって寝かせていたのよ

Dshamiljaはここ数週間で体力が落ち人生の終わりが近づいているのが明らかで衰弱してきていたので安楽死にしたようです。
安楽死と聞くとショックを受ける人もいるかもしれませんが、欧州の動物園では痛みや苦しみがあり
治る見込みのない病気や怪我の場合は安楽死にすることが多いです。
必要以上に動物を苦しめない、無駄な延命をしないという考え方です。
特にスイスの場合は動物にも尊厳死を与えることが動物愛護法で決められています。

動物園で飼育している動物の多くは野生動物なので治療自体がストレスになることが多いのと
動物が自力で動くことが難しい、食事を取れないなどの場合も安楽死にするようです。
動物としての誇りが残っているうちに苦しませずに一生を終わらせるという考えです。

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私が最後に見たDshamiljaの姿 お気に入りの岩の所で丸くなって寝ていたので残念ながらお顔は見られず・・・(2019年1月30日撮影)
このとき、横にパートナーのVillyもいたのよ 最後まで仲良しだったの

Dshamiljaは高齢なのでユキヒョウの放飼場を見に行くときはいつもドキドキしていたけれど
お気に入りの高い位置の岩場にいたので、ここまで登ってきたのでまだ元気!と思っていたので突然の訃報にショックで
未だに信じられませんが、苦しまずに行かせてもらえたのはDshamiljaにとっては良かったと思っています。
詳しい症状というか病気などの発表はないですが、2014年に出産した後に
また妊娠すると高齢のDshamiljaの体に負担がかかるという理由でインプラントで避妊をし
老後はパートナーのVillyと一緒にゆっくり暮らせるようにしていたのでおそらくかなり弱ってきていたのでしょう
チューリッヒ動物園に行ってももうDshamiljaに会えないのは寂しいけれど動物園としても苦渋の決断だったのだと思います。

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こちらはもう1ヶ所のDshamiljaのお気に入りの場所 2018年12月29日撮影
ここか岩の上のどちらかで休んでることが多かったの

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見た目はまだとても若くて毛並みも綺麗だったDshamilja 2018年12月29日撮影

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とっても美人でしょ? 2018年11月6日撮影

最後に撮影したDshamiljaの動画 ↓



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2018年11月6日撮影

こちらの動物園では一般的に繁殖期以外もユキヒョウはオスとメスのペアで飼育、子供が産まれてもオスも一緒で
家族で飼育するので1頭になってしまったVillyはしばらく寂しい思いをするかと思いますが
Villyには新しくお嫁さんが来るようです。
Villyは2003年5月7日生まれで、高齢になってきているのですが、若いお嫁さんが来て元気になってくれるといいけど。

DshamiljaとVillyの動画↓ 2016年4月5日撮影 手前がDshamilja



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2014年7月23日撮影 2014年5月3日生まれのOkara&Oryaと一緒にお昼寝するDshamilja

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体をかく可愛いDshamilja 2014年8月6日撮影

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双子の娘 Okara&OryaとDshamilja 2014年9月25日撮影

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DshamiljaとOkara 2014年9月25日撮影

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愛娘の毛づくろいをするDshamilja 2014年10月14日撮影

双子の娘を遊んであげるDshamiljaの動画↓ 2014年10月14日撮影



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一緒に遊んであげたりもしていました。 2014年10月14日撮影

Dshamiljaお疲れ様でした。ゆっくり休んでね
密猟者に殺されてしまったママや兄弟にはもう会えたかしら?
Dshamiljaは子供の頃に辛くて悲しい思いをしたけれど、パートナーにも恵まれ子孫を残して
きっと後半は幸せだったと思うわ 今までどうもありがとう。

 

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